躍から

躍写真館

近場の癒し寺

中井芳臣(73084)

ご機嫌な羅漢さん
ご機嫌な羅漢さん

家から歩いて小一時間の所にある柿生の浄慶寺は運動不足にもってこいの少し長めの散歩コースです。たくさんの草花など春の桜から秋の紅葉まで無料で楽しめ、鳥たちのさえずりにも癒されます。特に6月頃には色とりどりのアジサイが山の斜面に咲き乱れ、地元ではあじさい寺とも呼ばれています。

庭に置かれた個性的な羅漢像は時折新顔も加わり、それらを眺めながら歩くだけでほっこりした気分になれます。酒を酌み交わす姿や世相を反映したアマビエまで何十体ものユーモラスな羅漢さん達の姿はコロナ禍のモヤモヤ気分をしばし忘れさせてくれます。隣には小ぢんまりした神社もあり、住宅街の片隅に残された緑の小山は隠れた名所と言えるでしょう。

酒飲み羅漢さん
酒飲み羅漢さん

Memory on My Rooftop

砂盃敦子(86554)

日商岩井を退社した1998年に、ニューヨークで学生生活を始めました。East Villageに住んでいた時のアパートの屋上からの景色です。狭い部屋だったので、勉強は24時間openの大学の図書館で、部屋で過ごすのは、わずかな時間。でも、最上階に住んでいたので、ここに上がって、気分転換したり、独立記念日のJuly 4thには、ルームメイトや友達と、花火を見て、バーベキューをした思い出の場所です。

ツインタワーが見えたSouth Side
ツインタワーが見えたSouth Side

周囲は緑や公園もある住宅街で、大学はもちろん、映画に観劇、ファーマーズマーケットと、どこでも歩いて行けた出会いと発見の日々。お陰様で、充実した学生生活を送ることができました。修士課程を終えた翌年の9月11日、友人からの電話でテレビをつけると、飛び込んできた映像に言葉を失いました。けれども、私の記憶にいつまでもあるのは、この静かで意気のある街なのです。

静かな街並みのEast Side
静かな街並みのEast Side