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西国三十三観音巡礼 満願打ち納め

古田陽久(74126)

2022年7月28日に第9番の奈良市にある世界遺産・興福寺南円堂で御朱印帳を買い、2~3年かけて、西国三十三所(総距離約1000㎞、和歌山(3)、大阪(4)、兵庫(4)、京都(11)、奈良(4)、滋賀(6)、岐阜(1)と2府5県にまたがる)を巡拝しようと考えていたが、9月8日に岐阜県揖斐川町にある第33番谷汲山華厳寺で満願打ち納めとした【写真①】。約40日を要した。

これはと思ったら、どっと入れ込む、私の性格を象徴する巡礼であった。心身共に浄化、爽快な気分になった。それを可能にしたのは、➀今年9月が母の13回忌であったこと。②「青春18切符」をフルに活用したこと。結果的に4セット買ったので20日間はJRの在来線に乗っていたことになる。③「1300年つづく⽇本の終活の旅〜⻄国三⼗三所観⾳巡礼〜」は「日本遺産」にも認定されているが、既に「世界遺産」の構成資産になっている第1番青岸渡寺(那智勝浦町)、第9番興福寺(奈良市)、第11番醍醐寺(京都市)、第16番清水寺(京都市)を含むどのお寺も立派なものばかりだったことである。

私にとって印象的だったのは、第28番成相寺(宮津市)から見る天橋立【写真②】、第2番紀三井寺(和歌山市)から見る和歌の浦のパノラマ景観であった。それに、琵琶湖の竹生島にある第30番宝厳寺(長浜市)、一方、難所は石段のきつい951段の第4番施福寺(和泉市)、808段の「琵琶湖周航の歌」の六番の歌詞(西国十番とあるが正しくは31番)にも出てくる長命寺【写真③】(近江八幡市)であった。

四国八十八ヶ所霊場(2015年12月28日結願)、広島新四国八十八ヶ所霊場(2022年7月5日結願)、西国33ケ所、3つを巡拝できたこと、健全、健康、健脚に感謝である。

写真① 第33番谷汲山華厳寺

写真② 第28番成相寺から見る天橋立

写真③ 第31番長命寺の石段