例会・イベント
開催の報告
新年例会ご挨拶
日商岩井社友会会長 長久保 敏
皆様 新年明けましておめでとうございます。
ご家族揃って穏やかな良い年を迎えられた事と存じます。
昨年の世界の動きの中で、今までに経験したことがない大きなショックと衝撃を受けたのは、北京冬季オリンピック大会の余韻が残る2月25日に、ロシアによるウクライナへの侵略戦争が勃発したことです。映像に映し出される惨状に深い悲しみと強い憤りを禁じ得ず、未だに終結の見えない状況にとても心が痛みます。この戦争が起爆剤となりエネルギ―と食料の不足問題が起こり世界的なインフレを引き起こしています。既にガソリンと電気料金が高騰し我々の家計を直撃しています。他方、10月に行われた中国共産党大会で習近平主席の一強体制への移行が確定。その後の経済的な停滞とゼロコロナ政策の解除による感染爆発により医療崩壊が現実となり、日本への悪影響が懸念されています。一方、明るい話題としては、サッカー・ワールドカップがカタールで11月20日から12月18日まで開催され、日本代表チームが元世界チャンピオンのドイツとスペインを撃破する驚異的な活躍により日本中が沸き上がったことです。
10月中旬までにコロナウイルスも抑え込まれた感じがありましたが、日本人の熱狂に同調するかのように12月末まで感染が再拡大しています。この様な逆境下ではありますが、大阪支部と名古屋支部の会員の皆様の強い要望も頂いたことから、開催会場との入念な打ち合わせと周到な準備のもと、3年ぶりに新年例会を開催する運びとなりました。これは当社友会にとっても嬉しい事であり、参加会員の皆さんに心より御礼申し上げます。本日は久し振りに大いに懇親を深めて頂きたいと思います。
現在、当社友会は2,500名の会員がおります。今年の長寿のお祝い対象者は全国で合計206名おられます。白寿4名、米寿74名、喜寿128名です。これからも元気に過ごされる事を祈念すると共にお祝い申し上げます。
この3年間、当社友会の活動はマスク着用での野外活動や会誌「躍」の定期発行並びに慶事・弔事などへの対応に留まっておりました。この様な中ではありますが、大変喜ばしいことに、本年4月に当社友会は創立50年を迎えます。現在幹事団で様々な記念企画を検討しております。具体的な内容が決まり次第お知らせ致しますので是非ともご期待頂きたく宜しくお願い申し上げます。
ご存知の通り、当社友会は、会員相互の「交流の場」として「情報発信の場」として、また「憩いの場」として世代を超えたオープンな社友会を目指して、運営して参りました。これからも同様に運営していきたいと考えています。しかしながら東京本部と各支部の幹事団約50名の高齢化と長期化が表面化しています。現在70歳以上の会員が約85%となっており、毎年の弔事退会者が70~80名、入会がこの5年間で50名から20名程度に激減しており、今後益々新入会員は減少するものと思われます。若手不在により当社友会の組織運営がままならぬ事態に陥らぬよう根本的な解決策を見出すことが喫緊の課題となっております事を合わせてお伝え致します。
最後になりましたが、皆様のご健勝とご多幸を心より祈念しております。
2023年1月吉日