会員の活動
寄稿・便り
日商岩井社友会 創立50周年を迎えて
会長 長久保 敏
今年、当社友会は創立50周年を迎えました。
先輩の方々のご尽力とご協力により、社友会としての歴史と伝統が引き継がれ、素晴らしい偉業が達成されました。元々日商岩井は人を大切にする企業文化を持っております。社員は入社以来様々な環境下で、多くの経験を積み重ね、人間的にも大きく成長するとともに、会社業績の向上に大いに貢献してきました。そして退職を迎え、現役を退いた後も会員同士の交流の場、情報発信の場、また憩いの場として、社友会を活用して頂いてきております。
振り返れば、1973年4月に発足以来、辻さん、植田さん、速水さん、西尾さん、草道さん、安武さん、西村さんと現役社長が社友会会長も兼ね、人事部が主管となり、現役とOBが一体となり運営を行なってまいりました。
しかしながら、2004年4月のニチメンとの合併により、日商岩井社友会は、独自運営を余儀なくされ、会長は加瀬さん、梶原さん、近藤さんと引き継がれ、2016年4月より長久保が11代目会長となり今日に至っています。
近藤会長からバトンを受けてから、早いもので8年目を迎えています。今も社友会は、モットーとして、「会員相互の交流の場、情報発信の場、憩いの場として世代を超えたオープンな社友会」を掲げて活動を続けています。現在の1本部6支部体制は、北海道から九州まで全国をカバーしており、近藤前会長の時代に創り上げられ今も継続しているものです。
社友会を維持運営しているボランティアの全国幹事団(約50名)は、毎月幹事会を開催して会員動向を把握すると共に月次決算を行なっています。
その上、恒例の例会の計画と実施、慶弔対応、会誌『躍』の発行、フォトコンテスト実施、ゴルフ大会、麻雀大会、講演会、バス旅行、ハイキング、工場見学など多くの活動も企画・立案・実行しております。お陰様で、毎年累計1,000人を超える会員の皆様に参加して頂き、とても喜ばれています。
しかしながら、最近の4年間は世界的なコロナ感染爆発の影響により、我々の諸活動も停止・中止・延期が続き、会員も精神的にも体力的にも苦痛を余儀なくされました。その4年間に、会員数は約2,800名から2,500名に減少しております。同時に、全国幹事団の長期化と高齢化が喫緊の課題として浮上しています。
今年は年度初めより、社友会の活動が従来通りに再開され、幹事団の仕事も本格化する中で、気が付けば、在任期間が5年を超える幹事メンバーが大半を占め、10年を超える幹事も現れています。毎年会員が高齢化する中で、新たな会員の入会が20人程度にまで減少しており、幹事団の継続性すら危ぶまれています。
この喫緊の課題を解決するべく、検討を重ねるも良案が見つからずに苦慮していたところ、本年7月に、双日の藤本社長より、来年度(2024年度)中に、双日社友会、ニチメン東京社友会、ニチメン大阪社友会、日商岩井社友会を統合するお考えが示されました。藤本社長の統合方針に向け、幹事団として検討を進める中、9月に入り、双日人事総務本部長・橋本常務より、来年2024年4月1日に双日が20周年を迎えるに際し、上記統合計画も同じく4月1日に実施する旨のお話が開示されました。
現在ワーキンググループを立ち上げ、急ピッチで会合を重ねております。新たに創設される新社友会に4つの社友会が統合されて、約3,400名の規模になると予想しております。各社友会の会則を比較したうえで統一を図り、当社友会のモットーを大切にするとともに、会員への処遇や各種活動が劣後することのないように充分に議論を進めて行きたいと考えています。
今後の検討状況もタイムリーにお伝えしますので、この統合計画への皆様のご理解とご支援を賜りたく何卒宜しくお願い申し上げます。
以上
2023年10月10日