会員の活動
寄稿・便り
大阪スタイルで
年清彰雄(66023)
私が社友会の幹事をやれと、当時の会長の梶原さんより言われたのが2008年で、そのあと近藤さん、長久保さんと会長の変わる中で、2010年から2019年の10年間大阪支部長を務めてきました。この間の大阪支部の変わらぬ目標は「若返りと活性化」で、特にいかに大阪のプレゼンスをあげるか、それによって社友会を魅力あるものにするということでした。三代の会長さんには現役時代に親しくさせていただいたということもあり、結構忌憚なく話をさせていただけました。
大阪支部としての新しさを打ち出したいと考え、社友会の一番のイベントである毎年の新年例会も幹事の皆さんの手作りの例会とすることで、少ない予算の中をのりきってきました。また、会誌『躍』の中で大阪からの発信をと思い、2012年に大阪独自の新しいコラム「悠悠閑閑」「まいど大阪」をスタートして、今日まで一度も欠かすことなく11年も続けてきました(大阪編集担当には感謝)。更に講演会の定期的開催も軌道に乗ってきました。
新しい原支部長に替わった後も、社友会メンバー間の交流、女性の参加促進などを目標に新しいイベントとして、「夏の甲子園観戦」「秋のバス旅行」「冬の酒蔵訪問」をしっかり定着させ、大阪としての姿勢は前向きが続いていると感じます。
しかし、一方で社友会全体でもそうですが大阪の会員数も急速に減少、2010年度900名(全体3,200名)、2022年度590名(全体2,600名)となっており憂慮しています。ただ、冷静に考えて新しい卒業生はいない中で、一方で高齢化も進んでいるものゆえ仕方のない現象で、あとは今まで社友会メンバーになっておられない方々に参加を呼び掛けることしかありません。日商岩井も本当に紆余曲折があり、皆さんそれぞれに思うところもあるわけで、入会を強制も出来ません。それでも日商岩井を卒業した人は人生の半分を日商岩井に強くかかわってきたことも事実です。いい意味でも悪い意味でも懐かしさを感じ、その人なりの愛着や因縁を感じて一人でもイベントに顔を出してもらえる間は社友会の窓は締めないでいたいと強く思っています。
最後に、大阪社友会を支えてきたのは、全くの無償で毎週社友会室を守ってくれている女性幹事のサポートのおかげと幹事の男どもは頭が上がりません。感謝、感謝です。